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間質性膀胱炎について

Interstitial Cystitis

間質性膀胱炎について|みずほ台泌尿器科|富士見市みずほ台にある泌尿器科

診断

主な流れは以下の通りです。

  1. 問診
  2. 尿検査
  3. 腹部超音波検査
  4. 膀胱鏡検査間質性膀胱炎の疑いが強い時に行う検査で、尿道から挿入した内視鏡カメラ(膀胱鏡)により膀胱内の状態を確認します。

治療

治療法には食事療法、薬物療法、手術療法などがあり、症状に応じて治療を組み合わせます。日本において保険で認められている治療剤・治療法は間質性膀胱炎治療剤の膀胱内注入と膀胱水圧拡張術(膀胱を広げる手術)です。

保険適応の薬剤について

現在日本において保険で認められている薬剤はジメチルスルホキシドの膀胱内注入(ジムソ®膀胱内注入液50%)の一種類のみです。この薬剤を膀胱内に注入することで、膀胱内の炎症を抑えたり痛みをとったりする効果があると考えられています。2週間に一度通院し合計6回を目安に薬剤を注入します。1回の処置に要する時間は1時間程度です。当院では間質性膀胱炎でお困りの患者様にこの治療を行っております。

日常生活での注意点について

  1. 十分に水分をとる

    水分不足により尿が濃くなると症状が悪くなることがあります。そのため水分を十分にとることが大切です。1日に1.5~2Lくらいの量を目安にするとよいとされています。

  2. ストレスをためない

    軽いエクササイズや入浴などでストレスを解消し、ストレスをため込まない生活を心がけましょう。激しい運動は症状が悪くなる可能性があるので注意して下さい。

  3. 刺激性の強い尿が作られやすい食事や飲み物をなるべく避ける

    避けた方がよいとされる食品類

    香辛料(わさび、コショウ、唐辛子、しょうがなど)、人工甘味料、柑橘類(グレープフルーツ、オレンジなど)、りんご、いちご、玉ねぎ、とまと、納豆、豆腐、梅干し、ヨーグルト、一部のチーズ類、加工肉・魚など

    避けた方がよいとされる飲料類

    酸性飲料(コーラ、栄養ドリンク、スポーツドリンクなど)、炭酸飲料、コーヒー、アルコールなど

    これらはあくまでも一例であり、どんな食品を摂取すると症状が悪くなるのかをご自身で振り返って知っておくことが大切です。

  4. その他

    禁煙、便秘の改善、一部の洗濯洗剤や柔軟剤、入浴剤(炭酸ガス系や柑橘系など)の使用により症状が悪くなる可能性があります。